2012年6月16日土曜日

アルバム『ゴッド・メイド・ザ・ラジオ~神の創りしラジオ』がビルボードのアルバム・チャートに3位で初登場


アルバム『ゴッド・メイド・ザ・ラジオ~神の創りしラジオ』がビルボードのアルバム・チャートに3位で初登場


伝説的なバンド史上最高のチャート・デビュー—
新作のスタジオ・アルバムとしては、1965年以来の高位にランクイン
現在ツアー中、6月15日(金)「グッド・モーニング・アメリカ」サマー・コンサート・シリーズ、6月・7月には50周年記念のPBS特番をアメリカ全土でオンエア


カリフォルニア州ハリウッド 2012年6月13日

ビーチ・ボーイズの50周年を祝う再結成イベントはすでに本格始動し、大規模な世界ツアーもスタートしているが、この伝説のバンドに今週、さらにうれしいニュースが届いた。29作目のスタジオ・アルバム『That's Why God Made The Radio』が「ビルボード」のトップ200アルバム・チャートに3位で初登場し、バンド史上最高の「ビルボード」チャート・デビューを果たしたのだ。すでに高い評価を得ているアルバムは、キャピトル/BRIから6月5日にリリースされ、初週にアメリカで6万1,000枚を売り上げた。
いくつかのアルバムをトップ10に送りこんでいるビーチ・ボーイズだが、発売週に「ビルボード」のトップ10入りしたアルバムはこれまで1枚もない。「ビルボード」のトップ5に入った最後の新作スタジオ・アルバムは、1965年の『サマー・デイズ』(最高位2位)、そしてもっとも近年トップ5入りを果たしたアルバムは、1974年のヒット曲集『終わりなき夏』だった(こちらはナンバー1を獲得)。
ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソン、マイク・ラヴ、アル・ジャーディン、ブルース・ジョンストン、デイヴィッド・マークスは今年のはじめに結集し、現存のオリジナル・メンバー全員をフィーチャーした新作としては1989年の『スティル・クルージン』となるスタジオ・アルバム『That's Why God Made The Radio』に着手した。ブライアン・ウィルソンがプロデューサー、マイク・ラヴがイグゼクティヴ・プロデューサーを務めたアルバムの12の新曲では、ビーチ・ボーイズならではの胸に迫るウエストコーストの物語が、時代を超えた、バンドのトレードマーク的なサウンドで彩られている。新作の曲づくりとレコーディングにあたっては、全編にわたって合作的なアプローチが取られ、メンバー全員が輝かしいハーモニー、作詞、そしてアレンジの作業に参加した。
リード・シングル「ゴッド・メイド・ザ・ラジオ~神の創りしラジオ」の新たなミュージック・ヴィデオが、今日からVEVOで公開される。
(※映像はこちら
http://youtu.be/VAmk-Wk2pNA
『That's Why God Made The Radio』は、全世界の主要メディアと新旧のファンたちから、大いなる興奮と称賛をもって迎えられた。最近のインタヴュー記事のなかで、「ローリング・ストーン」誌はアルバムを「さわやかなノスタルジアの旅」および「深く心に触れる作品」と評し、「ニューヨーク・タイムズ」紙は「老いと思い出、切なさと限りある命を内省した作品」と呼んだ。AP通信は「みんながハラチのサンダルをはいて、サーフボードを磨き、ホット・ロッドを駆っていたシンプルな時代に連れ戻してくれるアルバム」、「ガーディアン」紙は「過去30年間におけるブライアン・ウイルソン作品のなかでは、まちがいなく最高傑作」、そして「ピープル」誌は「カリフォルニア・クールの王様たちが記念すべき年を、たっぷりの新しくてまぶしいポップ・ロック・ナンバーで祝っている」と書き、アルバムの「複雑に積み重なった、思わずうっとりするハーモニー」を讃えた。また「タイム」誌はアルバムを「大いに満足できる作品」と呼び、「『That's Why God Made The Radio』は、ハーモニーが決して年老いないことを証明した」と書いている。
アルバムを締めくくるゴージャスでメランコリーな組曲は、とりわけ評論家筋に高く評価され、「ロスアンジェルス・タイムズ」紙は、この組曲を「ビーチ・ボーイズの作品群のなかでも大きな位置を占める傑作」と呼んだ。また「ポップマターズ」誌は、「この組曲を、これまでにウィルソンがレコーディングしたなかで、もっとも力強く、もっとも感動的な作品のひとつと呼んでも、決して言い過ぎだとか、誇張ということにはならないだろう。彼の以前のバンド仲間たちが参加しているのも、実にふさわしいことのように思える」と書いている。
現在、大成功を収めている50周年ツアーの一環で、北米をツアー中のビーチ・ボーイズ——ブライアン・ウィルソンが参加したバンドの本格的なツアーは、実に20年以上ぶりとなる——は、今週の金曜日、6月15日にニューヨークのセントラル・パークで開かれる「グッド・モーニング・アメリカ」サマー・コンサート・シリーズのステージに立ち、ニュー・アルバムのタイトル曲と、ほかにクラシック・ヒットを2曲披露する予定だ。午前8時30分にABCの「グッド・モーニング・アメリカ」にチャンネルを合わせれば、彼らのパフォーマンスを目撃できる。
PBSの新作特番「The Beach Boys: Doin' It Again」は、今月から一部地域でオンエアがスタートし、7月中には全国のPBS局で放映される予定になっている。この1時間特番は、50周年を祝うために再結集する伝説的なグループのメンバーたちを追い、初公開のコンサート映像や、記念ツアーのパフォーマンス、そしてニュー・アルバムのレコーディングの舞台裏映像を織り交ぜながら彼らのキャリアをふり返る、ファンには目の離せない内容だ。各地の放映時間については、www.PBS.orgを参照。
50周年ツアーを3月に開始したビーチ・ボーイズは、7月15日まで北米公演をつづけ、それ以降はヨーロッパ、アジア、オーストラリアに向かう。決定済みの日程はすべて、バンドのオフィシャル・ウェブサイト、www.thebeachboys.comに掲載されている。
ビーチ・ボーイズの50周年を祝したキャピトル/BRIの記念カタログ・リリースに関する詳細は、のちほど発表される。
50年という節目を迎えたアメリカ初のポップ・バンドは、夏のサウンドトラックとして世界中で愛されている音楽を半世紀にわたってレコーディングし、演奏している。1961年にカリフォルニア州ホーソーンで結成されたビーチ・ボーイズは当初、10代のウィルソン3兄弟、ブライアン、カール、デニスと従兄弟のマイク・ラヴ、そして高校の友人のアル・ジャーディンで構成されていた。1962年には隣人のデイヴィッド・マークスが加入し、キャピトルからリリースされた初期のヒット曲に参加。マークスは1963年末に脱退し、ブライアン・ウィルソンが曲づくりとプロデュースに専念するためにツアーから身を退いた1965年には、ブルース・ジョンストンが加入した。
ビーチ・ボーイズは1962年7月にキャピトル・レコードと契約し、同年、初のアルバム《サーフィン・サファリ》をリリース。アルバムは「ビルボード」のチャートに37週にわたってランクインし、輝くようなヴォーカル・ハーモニーとカリフォルニア風のリラックスしたスタイルが売り物の若いグループを、世界的なスターダムに押し上げた。ウィルソン/ラヴのコンビは世界的な大ヒット曲を数多く生みだし、ブライアン・ウィルソンの音楽的なリーダーシップの下で、当初はサーフ・ロックに焦点を当てていたバンドは、より幅広いテーマを取り上げるようになる。結果としてビーチ・ボーイズは、1960年代のアメリカを代表するバンドとなった。
1966年にブラザー・レコードを立ち上げたビーチ・ボーイズは、もっとも早い時期に自分たちのレーベルを設立したバンドのひとつだ。メンバーそれぞれが株主となり、キャピトル・レコードがパートナーとして配給を受け持った。ブラザー・レコードは現在も、ビーチ・ボーイズの知的財産——キャピトル/EMIおよびその他のレーベル・パートナーとのバック・カタログ、名称、ロゴ、イメージ、肖像権などを管理している。
ビーチ・ボーイズは現在も、アルバムとシングルをもっとも多く売り上げたアメリカのバンドという記録をビルボード/ニールセン・サウンドスキャンで保持しており、「ビルボード」のトップ40にもっとも数多くヒット曲(36曲)を送りこんだアメリカのバンドでもある。《サウンズ・オブ・サマー:ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ビーチ・ボーイズ》はトリプル・プラチナを獲得し、昨年11月にリリースされ、世界的に評論家の絶賛を浴びた《スマイル・セッションズ》は、「ローリング・ストーン」誌によって、2011年の年間最優秀リイシュー作品に選ばれた。
1988年にロックンロール・ホール・オブ・フェイム入りを果たし、グラミーの生涯功労賞を受賞したビーチ・ボーイズは、世界中で偶像視されているアメリカの象徴だ

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