山開き・・・7月1日

山開き・・・7月1日

いよいよ夏山シーズンの到来です。天気が安定し、安全に山に登れるシーズンがやってきましたが、梅雨が今年はいつ明けるのかがまだよくわかりません。本当は、8月のお盆がすんでからが一番天気が安定して、夏山登山には最高です。
今年は、久しぶりに夏山に登ってみたいなと思って、ガイドブックを見ていますが、まだ、決定・決心ができません。

さて、テレビでも報道されていますが、富士山の世界遺産登録で登山客が大きく増加することが予想され、色々なことが言われています。商業主義の儲け主義で、簡単に登れる富士山ということが宣伝されて、誰でも登るようになってしまいました。

世界文化遺産の登録後、初めての山開きを迎える富士山頂を目指し列をつくる登山者
＝３０日午後１時５０分、山梨県の吉田口登山道７合目付近

登山には、危険がつき物ですがその危険よりも、山の魅力を簡単に味わえることの方がメディアを通じて一般に知れ渡り、気楽に山を登る人が増えてしまいました。またマナーを守ることのできない人がどんどんと山に登ってきて、他人にも自然にも迷惑をかけています。ある山小屋に宿泊した時の経験ですが、朝早く(3時ごろ)から女性客が話をしはじめて、どんどんエスカレートしていきました。私も初めは我慢していましたが我慢しきれなくなりもう、頭にきて、叱ってやりました。私が、朝起きてみると山小屋にはもう2人の姿がありませんでした。
　今は、富士山のことを心配していますが、ほかの山々でも同じような心配ごとがこれから言われるようになってくると私は思います。山小屋の経営も「株式会社化」していて、建前とは別に、「儲け主義」「営利主義」の一面も否定できません。山小屋のお陰で便利にはなりました。生ビールも飲むことができます。
　私は、最近テント泊の気楽さを覚えましたが、やはり、荷物の重量はできるだけ軽くしたいので、山小屋を利用しないことはありません。

　富士山には、2度登っていますので家内が登りたいといえば登りますが、富士山よりももっと登りたい山があります。