2013年8月1日木曜日

玉音放送を阻止せよ

 
[証言記録 兵士たちの戦争]
 
昭和二十年八月十五日 玉音放送を阻止せよ
 ~陸軍・近衞師団~
 
 
歴史上の事実だとは思ってもいなかった「玉音放送を阻止せよ」は、事実だったらしい!いや、やっぱり勉強不足でした。NHKで[証言記録 兵士たちの戦争]で放送されていました。この時の放送を見ることができます。
 


毎年1月23日、皇居に集まる元陸軍・「近衞第一師団」の将兵。天皇を守るために集められた精鋭部隊であった。
御所の近くに、近衞第一師団の兵舎があり、この日1月23日は、近衞兵が天皇から軍旗を授かった記念日である。

天皇を守る、栄えある部隊「近衞師団」。全軍の花形。全国から厳しい選抜を経て、精鋭が集められ、天皇への強い忠誠心で結ばれていた。

昭和20年8月。天皇が終戦を伝える玉音放送の10時間前。近衞第一師団に、玉音放送を阻止せよとの命令が下っていた。近衞兵は、現在の皇居、宮城を占拠する。
しかし、その命令は捏造されたものであった。
陸軍の青年将校たちが、終戦は天皇の真意ではないと考え、近衞兵を動員し、玉音放送を阻止しようとしたのである。

ニセ命令で動かされた精鋭部隊、「近衞師団」。日本の命運を左右するクーデターに巻き込まれることになった将兵の軌跡を描く。





 昭和20年8月14日。御前会議でポツダム宣言の受諾が決まると、一部の陸軍省将校と近衛師団参謀が、終戦に反対し、徹底抗戦を叫びクーデターを起こそうとした。
彼らは、近衛師団を動かそうとするが、森赳(たけし)近衛師団長は、蜂起に加わるよう説得に来た将校たちに対してこれを強く拒否。彼らは森師団長を殺害した上で、偽造の命令によって近衛師団の部隊を動かし皇居を占拠、外部と遮断した。さらに、天皇が終戦の詔勅を読み上げた「玉音放送」の録音盤を奪おうとする。しかし、録音盤を見つけられないまま、このクーデターは東部軍管区によって鎮圧された。 翌日の正午、玉音放送が行われ、終戦の事実は広く伝えられた。
ニセの命令とは分からないまま、反乱に参加させられた元兵士たちの証言である






 

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